節電リフォーム。どんなリフォームがあるの?そのリフォームの補助金は?

節電リフォーム。どんなリフォームがあるの?そのリフォームの補助金は?

電気代が高い。少しでも安くしたい。でも、夏暑い。冬寒い。我慢する?

家庭内の消費電力の割合は?

家庭内での消費電力は、様々な要因によって異なりますが、冷暖房機が大部分を占めています。
季節によって割合が変動しますが、エアコンの1日の消費電力の割合は、
夏、冬ともに30%を超えています。次いで、冷蔵庫。
また、照明器具は、比較的少ない電力しか消費しませんが、
家庭内の電力使用全体に占める割合は大きいです。

つい見落としがちの待機電力。待機電力とは、家電製品やガス機器など、
コンセントに繋いでいるだけで電力が発生し、知らず知らずのうちに、
使用していなくても、わずかに電力を消費しています。
この微小な電力のことを待機電力といいます。
資源エネルギー庁の報告によれば、ひと世帯あたりの家庭の消費電力量は年間で4,432kWhで、
そのうちの228kWh(5.1%)が待機電力と推計されています。

この待機電力にかかる電気代は、実に年間で約6,156円になるようです。

電気代を節約できる方法は?

家庭内での消費電力1位のエアコンに関して、やはり室内の冷やしすぎ(温めすぎ)に注意し、
無理のない範囲で室内温度を上げる(下げる)方法が有効です。

夏は、エアコンの室内温度を26℃から2℃上げるなど、熱中症に注意し、
無理のない範囲にて温度を調整するとよいでしょう。
学校でもよく温度設定が26℃~28℃になっているなど、
会社ではエアコンの温度を下げすぎず、クールビズが、2005年6月1日より始まりました。

夏場、26℃から2℃上げると1.6%~5.4%の節電効果があるようです。

また、エアコンの目詰まりしたフィルターを清掃することで、
エアコンの効率があがり、0.6%~1.9%の節電につながります。

なんとなく、誰もいない部屋の照明がついていたり、
誰もいない部屋の照明を消すことだけで、1.5%~2.3%の節電効果が得られ、
リビング、部屋の照明の明るさを下げることも効果があります。
これにより、2.5%~3.9%の節電効果が得られます。

冷蔵庫も、温度設定するためのボダンなどがあり、「強」から「中」にしたり、
出来るだけ開けるときには、開ける時間を短く、外に冷気を逃がさないように、
また、食品を詰め込みすぎないように、冷蔵庫と壁との間に適切な間隔を空けておくことも
省エネに繋がり1.2%~1.8%の節電効果が得られます。
冷蔵庫は、庫内を冷やすために使った熱を背面や側面などから排出しており、
この放熱をスムーズにおこなうことが、ムダな電気の消費を防ぐことにつながるのです。

先ほど申し上げた、待機電力。テレビやパソコン、プリンターなどは、
本体の主電源を切ったり、長時間使わない時はコンセントからプラグを抜いて
待機電力をゼロにすることで、0.5%~0.8%の節電効果がもたらされます。

熱の出入りは、どこが一番の原因?

住まいの中で、熱の出入りが一番大きいのは窓からです。

冬の暖房時には家から逃げる熱の約50%が窓からの流出です。

一方、夏の冷房時には窓から入ってくる熱は、約74%です。
つまり、窓は熱の出入りが一番多い場所になっています。

我慢して電気代を節約すると危険。エアコン使用のリスクとメリット。

ここ近年、夏には、“危険な暑さ”が続いています。
福岡県では、2023年5月1日から、8月13日までに、救急搬送された方は、2,511人。
7月31日から8月6日の1週間は、553人も搬送されています。
「熱中症警戒アラート」が19回発表。33℃を超えると警戒アラートが出されます。
熱中症対策として自宅で欠かせないエアコン。
エアコンを賢く使うことで、熱中症リスクへの備えと節電のバランスを取っていきましょう。

また、エアコンには快適な半面、『暑熱順化』を妨げるリスクがあるといいます。

*暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。暑い日が続くと、
体は次第に暑さに慣れて(暑熱順化)、暑さに強くなります。

しかし、特に夜間は、質の良い睡眠で身体を休ませる、
最低気温が25℃以上の夜にはエアコンを使うのがよいようです。

 一晩中エアコンをつけて眠る人(23.5%)。タイマーを使用する人(53.1%)。
エアコンをつけない人(11.8%)。寝苦しいときにつける(11.4%)。その他(0.2%)。

この中で、一晩中エアコンをつけて眠る人が、毎日快適に眠れたとの事。

私たちも、外仕事で、日中は日に当たり夜には、やはり体を冷やしたいなと感じます。

節電のためだけでなく、睡眠の質を上げて夏バテ予防につなげるためにも、
エアコンを上手に活用することが推奨されます。直接風を当てると体の熱が奪われるので、
扇風機やサーキュレーターで室内の空気を循環させるなどの工夫もするとよいでしょう。

リフォーム工事によっての節電。

住まいの中で、熱の出入りが一番大きいのは窓からですので、
窓の断熱性を引き上げる改修なども行って、エアコンで冷やした室内の温度を外気の熱で
暖めないようにすることが大切です。熱の流入、流出の割合を改善するために、
複層ガラスや内窓を導入することで、窓の断熱性を向上させましょう。
カバー工法によるサッシ交換や内窓の設置が効果的です。
窓からの熱の出入りを抑えることで、エアコン効率を高め、冷暖房費の節約が期待できます。

樹脂フレームの窓に:

サッシのフレームをアルミから樹脂化にすることで、樹脂フレームの窓は、
アルミフレームの窓に比べて熱の伝わり方が1/1,400と非常に低く断熱性が高いのがメリットです。
樹脂フレームの窓を選ぶことで、窓の断熱性を向上させます。

ガラスの複層化:

複層ガラスの断熱効果は単板ガラスの約2倍になり、窓のガラスを複層化することで、
熱の流入出を改善する事ができます。

内窓の設置:

内窓を設置することによって、夏は暑さを遮り、冬は暖かさを保つ効果があります。
断熱効果だけではなく防音効果もアップし結露にも効果的です。

断熱性が高いと、さまざまなメリットがあります。結露を抑えられるため、
サッシが傷んだりカビが発生したりするのを防げるなど、寒さや暑さの影響を受けにくくなります。

また、室内の温度差が緩和できるため、ヒートショックも起きにくくなるでしょう。

窓のリフォームだけではなく、やはり床の断熱リフォーム、天井のリフォーム、
壁の断熱リフォームを一緒に施工することによって、さらに効果を高めることができます。

床の断熱リフォームは、床下からの冷気が直接室内に伝わらず、
気密性も増すため、隙間風が入らず暖かくなります。

天井の断熱リフォームは、断熱材を天井裏に敷き込むことが一般的に施工される方法で、
天井を断熱することで、暖房した熱が天井から逃げていくのを抑え、
夏場の熱を室内に伝えにくい効果もあります。

壁の断熱リフォームは、室内側の壁と室外側の壁の間に空気の層を作ることで、
壁から入ってくる冷気を抑制できます。

また、遮熱塗料など一緒に併用するなど、断熱リフォームを行うと良いでしょう。

節電リフォームの補助金は?

「住宅省エネ2024キャンペーン」経済産業省、国土交通省、環境省の3省連携により
行われており、対象工事は、主に省エネ改修、バリアフリー改修となっています。

省エネ改修は、お家の断熱効果をアップさせる内窓設置、窓、ドアの交換、
ガラスの交換のリフォーム、また、タイル張りのお風呂からユニットバス(高断熱浴槽)への
リフォームです。

バリアフリー改修には、転倒防止のための手摺取り付け、
つまずき防止の為の段差の解消、廊下の幅を通りやすく広げる工事、
畳敷の部屋を滑りにくい床材(フローリング等)へのリフォーム、
和便器から使いやすい洋便器へのリフォームなどです。

補助額は、原則、1戸あたり20万円を補助上限とします。
また、子育て世帯又は若者夫婦世帯は、補助上限を引き上げられます。

地元である福岡県久留米市のリフォーム補助金も春、秋と毎年2回行われておりますが、
2024年キャンペーン子育てエコホーム支援事業の助成金の対象工事が、
ほぼ同じ工事になっています。どちらか一方の申請となります。(重複は不可)

久留米市の助成金は、補助対象工事費の50%に相当する額 (上限額は10万円)で、
子育てエコホーム支援事業は、申請額が5万円以上にならないと申請ができませんので、
どちらか一方で、多くの助成金が、おりる方で申請する方が良いでしょう。

まとめ

上記のことから、窓の断熱性を上げ、ともに床、壁、天井の断熱リフォームをすることによって
効果をさらにアップさせる事ができ、節電だけではなく、結露を抑えられ、
サッシが傷んだりカビが発生したりするのを防げるなど、寒さや暑さの影響を受けにくく、
室内の温度差が緩和できるため、ヒートショックも起きにくくなります。

また、2024年キャンペーン子育てエコホーム支援事業、久留米市のリフォーム補助金なども
利用し、少しでも出費を抑えることができます。子育てエコホーム支援事業は、
登録業者のみの申請となり、久留米市のリフォーム補助金は、施主(工事をされる本人)が
一般的に申請者になりますが、委任状を準備し、業者に申請から完了報告まで、
お任せするのも1つの方法ではないでしょうか。
最後に、入金方法は、子育てエコホーム支援事業は、業者に振込み、
久留米市リフォーム助成事業は、施主本人の口座になります。